内容説明
かつて化外の地とされた東台湾が内地から雄飛した日本人と島内から第二移住した台湾人、そして先住民の高砂族との三族協和で開発されゆく感動の発展史を、台湾生れ(湾生)の著者が「望郷」の想いを篭めて書き上げた決定版。
目次
日本と台湾の強い絆とその背景
日本時代以前の東台湾
九種族に分かれていた高砂族
明治末期から大正初期にかけて起きた四大事件
東台湾開発と佐久間総督
理蕃行政に青春を賭けた日本人たち
花蓮港開発初期の苦難
移民による苦難の開拓
近代化への本格的産業開発
秘境転じて観光地となったタロコ
教育の普及と充実
日本独自の台湾植民地政策
台東庁開発の歴史
著者等紹介
山口政治[ヤマグチマサジ]
本籍・大分県竹田市。大正13年6月17日台湾花蓮港庁吉野生れ。新城小学校、花蓮港中学校、旧制台北高等学校、京都大学法学部卒。昭和23年労働省入省、年少労働課長、訓練政策課長、愛知労働基準局長等を歴任し同52年退官、この間、内閣総理大臣官房、大分県庁、雇用促進事業団へ出向。以後、産業医科大学常務理事、名古屋勤労者福祉センター管理公社理事長、安田火災海上保険、矢作建設工業顧問等を経て、現ユースワーカー能力開発協会会長。職務の傍ら「日本李登輝友の会」の理事として日台交流の促進に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 近代日本水彩画一五〇年史