内容説明
本書は、欧米人のタイプした「市民重大被害報告」を完訳し、南京事件の元凶を抉り出す、斬新な視点の提示である。
目次
研究編(『南京安全地帯の記録』の核心;南京の日本軍;『南京安全地帯の記録』の事例の統計;『南京安全地帯の記録』の事件と中国語版『拉貝(ラーベ)日記』に現われた事件との異同
『南京安全地帯の記録』洞訳批判
中国人の掠奪と泥棒市場(データベース『南京事件のすべて』より)
『南京安全地帯の記録』の固有名詞総覧
南京の人口と安全地帯への集中の記事一覧)
翻訳編
著者等紹介
冨沢繁信[トミサワシゲノブ]
大正15年(1926)2月3日横浜市生まれ。小学校は東条英機が自殺未遂後、収監されていた大鳥小学校。昭和17年神奈川県立第一中学校を卒業後、第一高等学校文科入学。卒業後、東京大学文学部独逸文学科に入学。卒業後、東京大学経済学部経済学科に入学。昭和26年、住友信託銀行入社。審査部長、経理部長、神戸支店長を経て取締役、常務取締役就任。退任後、住商リース副社長就任、昭和63年退任。新しい歴史教科書をつくる会に設立以来ボランティア奉仕し、組織委員長となる。現在、南京事件研究会会員、日本「南京」学会理事事務局長
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