内容説明
本書は、南京にいた人たちの当時の主張を、いつ、どこで、何があったかを、あらゆる角度から浮き彫りにした、唯一の書である。
目次
第1篇 「南京事件」の舞台と登場人物(清野作戦;人口問題 ほか)
第2篇 安全地帯という舞台の上で起こった事件(安全地帯における敗残兵の掃討;市民に対する事件 ほか)
第3篇 「南京事件」の報道(十二月十四日以前の報道;虐殺報道第一報 ほか)
第4篇 「南京事件」胚胎の温床としての市民生活(南京の疎開;安全地帯の設立と解消 ほか)
著者等紹介
冨沢繁信[トミサワシゲノブ]
大正15年(1926)2月3日横浜市生まれ。小学校は東条英機が自殺未遂後、収監されていた大鳥小学校。昭和17年神奈川県立第一中学校を卒業後、第一高等学校文科入学。卒業後、東京大学文学部独逸文学科に入学。卒業後、東京大学経済学部経済学科に入学。昭和26年、住友信託銀行入社。審査部長、経理部長、神戸支店長を経て取締役、常務取締役就任。退任後、住商リース副社長就任、昭和63年退任。新しい歴史教科書を作る会に設立以来ボランティア奉仕し、組織委員長となる。現在、南京事件研究会会員、日本「南京」学会理事事務局長
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感想・レビュー
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すしな
5
136-19.芥川龍之介の藪の中みたいな感じではあるのですが、数字にすると証言の矛盾が露わになりますよね。そもそも事件があったとされる新聞記事も伝聞だったりとかで、信ぴょう性が薄いというか。。中国兵の大量殺害も中国軍には督戦隊というのがあって退却してきた味方の兵を退却しないように機関銃を掃射するみたいだし、日本軍による便衣兵の取り締まりはあったようですが、軍服を着ていない戦闘員はテロリストみたいなものだから、捕虜になれないし撃たれても文句は言えないですしね。裁判してなかったというのあるかもしれないですが。2019/10/07