内容説明
本書は過酷な英国の植民地支配下にあって独立運動に立ち上がったインド人志士と、同志的連帯をもって支援した大川周明や安岡正篤など日本人の知られざる交流を同時代史料と当事者証言によって甦らせた労作である。
目次
第1部 日本と南アジアの絆(インド独立運動と日本(原嘉陽)
ビハリ・ボースの思い出
インド国民軍の設立、奮闘とINA裁判の勝利(藤原岩市)
チャンドラ・ボースの宣言・声明(チャンドラ・ボース))
第2部 アジア精神再興の思想(青年アジアの宣言(ビハリ・ボース)
岡倉天心とタゴールの交友と共鳴(浅野晃)
東洋の理想(岡倉天心)
新東洋精神(大川周明) ほか)
著者等紹介
原嘉陽[ハラヨシアキ]
昭和23年、東京都生まれ。東京農工大学農芸化学科中退、早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。出版社編集員、高校教諭などを経て現在編集者、文化史研究家
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