内容説明
大東亜戦争中、希望に燃えて来日し、戦闘機「雷電」の生産に従事した台湾少年工と、高座海軍工廠で共に働いた日本人との心暖まる日台の交流秘史。
目次
第1章 台湾少年工と高座海軍工廠
第2章 台湾少年工と高座海軍工廠の思い出
第3章 台湾少年工と台湾を想う
第4章 台湾少年工と高座海軍工廠を詠う
第5章 戦没台湾少年工と靖国神社
第6章 台湾少年工と高座海軍工廠に因んで(資料)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
邑尾端子
1
元台湾少年工の方の「この戦争を日本はどうして自ら侵略と言い、誰に向かって謝罪するのか。それは、日本民族の名誉を傷つけ、国難に殉じた将兵の魂を冒涜するものではないか」という言葉が胸に刺さった。台湾少年工の方々が当時日本人として戦ったことを誇りに思っていること、日本を第二の故郷と呼んで慕ってくれていることは、もっと知られるべきだし後世に伝えられるべきだと思う。2013/02/03
おもち
1
台湾少年工と関わりをもっている方が書いているので読んでいてイメージしやすかったです。この本を読むと、台湾亭には台湾と日本の架け橋になってほしいという熱い思いが込められてたんだなぁと思います。また、観光名所になるだろうという期待も大いに込められていたようです。しかし実際に訪れてみて、悲しい気持ちになりました。周辺にごみの不法投棄がひどくて、気分が悪くなってしまいました。こういった歴史に関わる建造物のメッセージをどれだけ伝えていけるかは地元の人々の気持ちとまちづくりにかかっていると感じました。2013/01/07