内容説明
暴力団を必要とせざるを得ぬ逆説。平成時代のヤクザの特質、並びに存立基盤を問い、今後、いかに変貌していくのかを展望する。日本が国際的犯罪の舞台になりつつある現状と鋭く突く警告の書。
目次
平成ヤマクザをどうみるか―平成ヤクザの特質と存立構造
なぜ暴力団が必要とされるのか―暴力団との機会構造
昭和のヤクザを解剖する―平成ヤクザへの仁義なき道程
右翼を標榜するヤクザ―右翼とヤクザ=暴力団は区別できるか
天皇制と右翼―危機感を募らせる平成右翼
補遺1 汚職、右翼、そして暴力団
補遺2 アメリカ犯罪事情―オレゴン州ポートランドを中心に