内容説明
5世紀初頭、約17年にわたるインド求法の大旅行をおこなった中国僧・法顯。困難にみちた旅の記録は仏教のみならずアジア史研究の貴重な宝となった。
目次
序説(沙門法顯の略傳記;法顯の印度遊歴紀行;大藏經と法顯傳;佛國記)
前編(長安發跡より西域の旅程;北天竺と西天竺;中天竺佛蹟の歴訪と東天竺;錫蘭島及び南海を経て帰還)
後編(法顯の西域の行路;法顯の葱嶺通過の研究;佛の涅槃及び佛教東過の年代的考察 ほか)
著者等紹介
足立喜六[アダチキロク]
明治4年(1871)静岡県磐田郡袖浦村(現 磐田市岡)に生まれる。明治26年(1893)静岡県尋常師範学校卒業。山名高等小学校訓導となる。明治31年(1898)東京高等師範学校卒業。33年熊本県第一中学校教諭となる。明治39年(1906)清国陜西省陜西高等学堂教習に招かれる。明治40年(1907)桑原隲藏博士、宇野哲人博士訪游時にご指導を仰ぎ、宿志達成に精進する。明治43年(1910)任を終え、4年間に撮影した170枚の写真と測量図を持って帰国。昭和5年(1930)愛知県立一宮高等女学校校長を定年退職。昭和24年(1949)永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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