小説 紫式部

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784886299796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

新王朝絵巻第二弾。不朽の名作『源氏物語』の作者が直木賞作家の手によって等身大の女性として鮮やかに蘇る。一人の女性として悩みながら、物書きとしての才能を開花させていった紫式部。時の権力者道長との関わりなど、小説ならではの展開の中に実像を追う。

著者等紹介

三好京三[ミヨシキョウゾウ]
1931年岩手県前沢町(現・奥州市前沢区)に生まれる。1950年岩手県立一関高校を卒業後、県下小学校教員を勤め、その間に1971年慶應義塾大学文学部を通信教育で卒業。1975年『子育てごっこ』で第41回文学界新人賞、1977年単行本となった同作品で第76回直木賞を受賞。1978年小学校教員を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ただのわたし

1
清少納言像を描いた作品はいくつか読んだことがあるが、紫式部の生身の姿はベールに包まれている印象があったので今回、印象的だった。中宮定子の悲劇もあって、新しい中宮・彰子についてはあまりいい印象がなかったのだけど、この作品の中での彰子の姿はとてもよかった。紫式部(香子)は、頑なに見えるまでの生真面目さと、ただ本や書くことを愛しているひたむきさで、誤解されることも多く苦労をする姿が、なんだかとても人間くさくてよかった。清少納言とは違った形で、文学を愛していたんだなぁとしみじみ思った。2019/07/23

藤原湾

0
紫式部が源氏物語を書くことに日々を捧げた半生が淡々と描かれた作品。史実と認識していたことと違う部分があり首を傾げたが、小説として読むことができます。こういう紫式部像もあるのだなと思いました。2013/04/25

ナナミ

0
「小袖日記」から「あさきゆめみし」「源氏物語」と気になり、そこでみつけたのがこの本。だんだん広がり楽しいです。本はつながってますね。2010/10/30

schaf

0
普通。紫式部の物語が淡々と。歌物語が好きだったなぁ思い出したりとか、百人一首のこの歌ってこういう場面で詠まれたんだーとわかったのはよかった。高校の古典の先生が「紫式部は清少納言の見せびらかしっぷりをあんまりよく思ってなくて…」とか凄く楽しそうに話してたことも思い出した(笑)(4)2010/01/08

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