内容説明
ナチスの汚名と偉大な芸術家の間で揺れ動く評価を、歴史的情況と作品検証の両面から見直し、その実像を浮き彫りにする。
目次
第1部 ワーグナーをめぐる情況(多面のバリケード男;散文時代;ワーグナー・死・不死;早く来過ぎた人・ルートヴィヒ二世とワーグナー)
第2部 ワーグナーとその作品(オペラ『男の知恵は女の知恵にまさる』;『リエンツィ』―法と革命;パリの『タンホイザー』;『トリスタンとイゾルデ』の愛)
著者等紹介
伊藤嘉啓[イトウヨシヒロ]
昭和11年9月宮城県に生れる。昭和36年3月学習院大学文学部卒業。昭和38年3月同・大学院人文科学研究科修了。専攻はドイツ文学。現在、大阪府立大学名誉教授
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