仮面と遊戯―フリードリヒ・シラーの世界

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  • サイズ A5判/ページ数 258p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784886295859
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C1098

内容説明

今、なぜシラーなのか!?シラー研究をこれまでの桎梏から解き放ち、われわれの関心と目線で詩人の実像を捉え直す。18世紀の詩人の声はどこまで現代人の心にとどくのか。

目次

第1部 舞台と表象(『群盗』―演劇修業と観客操作;『オルレアンの乙女』―キリスト教的世界観へのアンチテーゼ;革命の図像学―『ヴィルヘルム・テル』)
第2部 権力と文化(仮面・演技・政治―『ジェノヴァのフィエスコの反乱―共和主義の悲劇』;「意味の物語」としての歴史劇をこえて―『ドン・カルロス』の重層性;『ヴァレンシュタイン』三部作―トラウマをかかえたカリスマの悲劇 ほか)
第3部 レトリックとユートピア(シラーのバラーデにおける「ことば」と「歴史」―『人質』の解釈をてがかりに;自然を超えるまなざし―思想詩『逍遙』について;シラーの物語における虚と実―『失われた名誉ゆえの犯罪者』を中心にして ほか)

著者等紹介

梅沢知之[ウメザワトモユキ]
姫路独協大学教授

栗林澄夫[クリバヤシスミオ]
大阪教育大学教授

林正則[ハヤシマサノリ]
大阪大学教授

広瀬千一[ヒロセセンイチ]
大阪市立大学教授

山本惇二[ヤマモトジュンジ]
関西学院大学非常勤講師

渡辺哲雄[ワタナベテツオ]
愛知医科大学講師
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