黙示録を夢みるとき―トーマス・マンとアレゴリー

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784886295491
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C1098

内容説明

『魔の山』を主軸に黙示録的アレゴリーの成立過程とその展開を探る。

目次

第1章 黙示録文化
第2章 アレゴリー
第3章 『魔の山』―死への共感と生への奉仕
第4章 『魔の山』―黙示録的アレゴリー
第5章 黙示録的アレゴリーの形成
第6章 黙示録的アレゴリーの展開

著者等紹介

小黒康正[オグロヤスマサ]
1964年生まれ。北海道小樽市出身。博士(文学)。ドイツ・ミュンヘン大学日本センター講師、九州大学文学部助手を経て、現在、九州大学大学院人文科学研究院助教授。専攻、ドイツ文学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山がち

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アレゴリーやトポスと言ったキーワードの意味が分からず、それを黙示録と結びつけたりするのがどうしてもできなかった。『魔の山』自体の文学論は思いのほか少なかったような気がするが、ハンス・カストルプとヨーアヒムの対比、ショーシャ夫人が促す総括、第一部の誘惑物語から第二部の教育物語への転回など、著者の所属大学での入門書のベースとなったものらしく、そこが詳しく書かれていて面白かった。もちろん、あの十数ページから深まっているが、それはアレゴリーなどと言った本書全体のテーマに関わるところで、正直理解は全く出来ていない。2014/01/26

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