内容説明
なぜイエスを紹介する必要があるのでしょうか。それは歴史上でこの男だけが、自分こそがすべての時代、民族、文化と宗教の人々が探している神秘の顔であると主張したからです。そこで私たちは理性的な分析によってイエスという啓示の仮説に出会います。自己実現の希望がこの男の提案によって果たされるのかどうか、リヴァ師は一つ一つ確認をしながらその問いかけ―イエス―に近づきます。
目次
探求の始まり
理性
理性の仮説
調査する出来事
環境
権力
運動そしてグループ
史料
歴史上のイエス
イエスはだれだったか
最終的な印象
裁判と選択
信仰
著者等紹介
リヴァ,ジョヴァンニ[リヴァ,ジョヴァンニ][Riva,Giovanni]
1942年‐2012年。イタリア・ミラノ生まれ。ミラノ聖心カトリック大学文学部卒業。教師、作家、ジャーナリストとして活躍し、1970年代にレッジョ・エミリア市にカトリック学園や出版社を設立する。同時期、イエスの人間性に基づいて生きる若者のグループ(のちに国際信徒団体Opera di N`azaret―1999年8月教皇庁認可―に発展した)をつくり、生涯一貫して若者の教育に献身する。1984年より発展途上国の貧困に苦しむ人々のための学校、援助協会を設立し、精力的に社会に働きかけた
ヴォルペ,アンジェリーナ[ヴォルペ,アンジェリーナ][Volpe,Angelina]
1959年イタリア・アグロポリ生まれ。1989年ローマ・グレゴリアン大学宣教学部にて博士号取得。1990年より聖霊短期大学に勤めた後、南山大学総合政策学部准教授として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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