著者等紹介
細谷亮太[ホソヤリョウタ]
1948年山形県生まれ。東北大学医学部卒。聖路加国際病院小児科、テキサス大学総合癌研究所M.D.アンダーソン病院小児科勤務を経て、聖路加国際病院副院長、小児科部長
永井泰子[ナガイヤスコ]
武蔵野美術短期大学、セツ・モードセミナー卒。1987年より電通アドギャラリー、ワコール銀座アートスペース、三越新宿店ギャラリーなどで展覧会を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
痛い涙、悲しい涙、涙には様々な理由があるけれど、嬉しい涙って心が大人になってからのような気がする。子どもを亡くすという悲しい思いは変わらないけれど、時間がゆっくり流れていくうちに、涙の向こうに目をやれるのかもしれない。別紙の柳田邦男さんの「涙の意味の変化」を考えながら読み返すと、涙が出ていた。2022/06/16
双海(ふたみ)
14
なみだ、なみだ、なみだ。なみだって何だろう。なみだを通してながめる向こう側にあなたは何を見るのだろう。2014/08/23
けんとまん1007
3
人は涙を流せなくなったらおしまいではないだろうか。そんなふうに考えている。もちろん、どんな涙でもいいとは思っていない。そして、涙の効用。この中に謳われているとおり、こころを癒す力がある。涙を流すと、スッキリしたり・・・・そして、次の段階へと移っていく。2011/08/09
ちゃーぶー
2
先日亡くなった、ハムスターを思い出して涙・・・2015/06/16
ヒラP@ehon.gohon
2
自分の子どもが小さくして死んでしまったら、こんなに悲しいのだろうな。 夫婦の間で、互いをいたわりながらやっぱり涙が出るのだろうな。 妹が生まれても、忘れられないお姉ちゃん。 人生が涙の向こうの風景として描かれています。 そして、共に連れ添った、伴侶も死んでいきます。 人生として、不思議もないお話ですが、永井泰子さんの絵が、人々の悲しみを涙の向こうの世界のようにして描いています。2012/09/20