著者等紹介
細谷亮太[ホソヤリョウタ]
1948年山形県生まれ。東北大学医学部卒。聖路加国際病院小児科、テキサス大学総合癌研究所M.D.アンダーソン病院小児科勤務を経て、聖路加国際病院副院長、小児科部長
永井泰子[ナガイヤスコ]
武蔵野美術短期大学、セツ・モードセミナー卒。1987年より電通アドギャラリー、ワコール銀座アートスペース、三越新宿店ギャラリーなどで展覧会を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kawa
29
「親死 子死 孫死」は家族のあり方の理想型と言われる。本作はその型を外す逆縁がテーマの絵本。見ていてつらいものがあるが、後書き的な文を著した柳田邦男氏は、「悲しみは人の心に他者への慈愛の彩りを添え、内面を豊かに耕してくれる。だから、悲しみの体験は真の人生の始まりなのだ、と。そう、涙は新しい自分に生まれ変わる道しるべなのだ。」と記す。2025/08/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
痛い涙、悲しい涙、涙には様々な理由があるけれど、嬉しい涙って心が大人になってからのような気がする。子どもを亡くすという悲しい思いは変わらないけれど、時間がゆっくり流れていくうちに、涙の向こうに目をやれるのかもしれない。別紙の柳田邦男さんの「涙の意味の変化」を考えながら読み返すと、涙が出ていた。2022/06/16
双海(ふたみ)
14
なみだ、なみだ、なみだ。なみだって何だろう。なみだを通してながめる向こう側にあなたは何を見るのだろう。2014/08/23
けんとまん1007
4
人は涙を流せなくなったらおしまいではないだろうか。そんなふうに考えている。もちろん、どんな涙でもいいとは思っていない。そして、涙の効用。この中に謳われているとおり、こころを癒す力がある。涙を流すと、スッキリしたり・・・・そして、次の段階へと移っていく。2011/08/09
ちゃーぶー
2
先日亡くなった、ハムスターを思い出して涙・・・2015/06/16