内容説明
共産主義やファシズムが吹き荒れる20世紀のヨーロッパで、キリストの教えを忠実に生きた、3人の聖者がいた―。貧しい共産主義者のために働いたフランスの社会運動家、マドレーヌ・デルブレル。フィレンツェ市長でありながら、冷戦やベトナム戦争終結など、世界平和に奔走したジョルジョ・ラ・ピーラ。ファシズムに警鐘を鳴らして投獄された、後のイタリア首相、アルチーデ・デ・ガスペリ。「霊によって」生きた、3人の足跡を追う。
目次
第1章 マドレーヌ・デルブレルのミッションとその思想について(無神論からキリストへの信仰へ;イヴリーにおけるミッション ほか)
第2章 ジョルジョ・ラ・ピーラによるキリスト教人間学(20世紀の世界観に対するラ・ピーラの批判;人間の価値 ほか)
第3章 ジョルジョ・ラ・ピーラのイザヤの道―平和のための仕事(時のしるし:ロシアの回心;時のしるし:アブラハムの家族の一致 ほか)
第4章 アルチーデ・デ・ガスペリの生涯―キリスト者としての地上のミッション(青春期;十字架の道としての政治活動 ほか)
著者等紹介
ヴォルペ,アンジェリーナ[ヴォルペ,アンジェリーナ][Volpe,Angelina]
1959年イタリア・アグロポリ生まれ。1989年ローマ・グレゴリアン大学宣教学部にて博士号を取得。1990年より名古屋聖霊短期大学に勤めた後、南山大学総合政策学部准教授として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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