内容説明
テゼ共同体の創始者、ブラザー・ロジェによって書かれた本書は、テゼ共同体の召命を理解する上で基本的なことを示す。「わたしたちは、どんな絶望や疑いの中にあったとしても、信仰の源泉に繰り返し戻ることによって、常に新しい息吹に招かれる」。後半には、テゼ共同体の兄弟たちに向けて語った、共同生活を可能にする本質的な事柄についての言葉を収録。独特のスタイルを帯びたブラザー・ロジェの言葉は、それらをまず自らが生きようと模索した、彼自身の歩みを反映している。
目次
1 知らない方がわたしたちのただ中に
2 もっとも小さい者の一人にしたのはわたしにしてくれたことなのである
3 和解する心
4 自己実現、それは神の現存のうちに身をゆだねること
5 もしすべてが、信頼する心から始まるのなら
テゼの「小さな源泉」
終生の献身