自然誌選書<br> ココ、お話しよう

自然誌選書
ココ、お話しよう

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784886222817
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C1345

内容説明

アメリカに、人間のことばを覚えたゴリラがいる。名前はココ。ココは人間の手で育てられ、人間のことばを教えられ、人間とともに暮らしている。ココはどのようにことばを覚え、どのようにことばを用いることができるようになったのか。これは、ココの母親として、また教師として、九年間をともに生活してきた若きアメリカ人女性の記録である。

目次

研究に着手する
人の子どもやチンパンジーとくらべて
“心”を探る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

21
ゴリオとヒメちゃん、というゴリラと子ネコの友情物語が実話から来ていると知り、元になった逸話を探していて出会った本です。最近では猜疑的な説が多く発表され、手話などによる類人猿の知能研究はもっとマクロな脳科学的研究や遺伝子研究、はては人工知能研究へすっかり予算を取られてしまったようですが、どんなに個人的な要素が強いとしても、ココやアイちゃん(有名な天才チンパンジー)のような存在が星のようにきらめくことには変わりがありません。忍耐と、深い信頼関係にじ~ん。絵本も探してみよう!2016/10/14

michu

4
期待以上に面白かった。大型類人猿を扱うと擬人化を避けて解釈することは不可能に近い。なのでもっと「ココと私の楽しいおしゃべり日記」的な物だと思っていた。それを期待していた。しかし想像以上に科学的なアプローチがされ、それでいて感覚的な部分も大事にされている。カワイイエピソード集に収まらず、味気ない論文でもない。またココの言語能力自体も期待を大きく上回っていて、オドロキの連続。楽しい読書だった。2014/02/22

ささ

1
手話を話し、猫を愛でるゴリラとして10年前ほどにテレビで取り上げられたココについて、生まれてから密着した作者によって書かれた本。 最近、ココは手話を話してはいないのではないかという反論をしているブログを見たので、どうなのかを知るための資料としてこの本を読んだ。結論から言って確かに手話を話すか疑わしい。ココの話す手話について確認テストが行われていない(ここの協力が得られない)ことと、ココの話す手話に著者の心情が働いていることが読み取れることである(著者は「ジョーク」を話しているとしている)。2017/05/13

えりこぼ

1
★ゴリラとヒトの会話や、ゴリラは冗談を言ったりもする、という紹介に惹かれたが、私にはとっても読みにくかった。淡々と時系列に事象を並べ、レポートのようで私の苦手な分類だ。残念ながら頭に入ってこなかった。2010/08/13

ヒコ。

1
今一つゴリラ愛が足りないと思ったら著者は動物学者ではなく心理学者2010/03/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/198897
  • ご注意事項

最近チェックした商品