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内容説明
ナチにとらえられたユダヤ人少年が、連合軍によって解放されるまでの十九か月にわたる収容所生活の詳細を、彩色画とともに記録した感動的な一書。
目次
1 失われた世界
2 隠された世界(囚人になる;獄舎の青春;労働は解放である;古強者;出発;フィナーレ)
3 新しい世界
付録(地図;アウシュヴィツ収容所;作業現場配置図;泥炭掘りの兵士の歌)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
苔
0
世の中には「知らない方が心穏やかに生きられる」ような話がごろごろしている。戦争の話、人類の負の遺産であるこういった歴史的事実は特にそうだろう。人間の理性や良心は案外簡単に破綻するものだ。筆者が作中で述べていたが、アウシュヴィッツで起きたこと、あの時代に「第三帝国」で起きたこと全てを、アドルフ・ヒトラーという巨悪一人に背負わせ葬るのは「同じ過ちを犯せ」と人類に対して言っているのと同じではないか。ガス室とアンネフランク、ユダヤだけではないホロコーストを知るにはうってつけの本。2013/05/28
Arte
0
43年にベルリンで捕まり13歳でアウシュビッツ→死の行進でグロスローゼン→ブーヘンヴァルトで開放された少年が、58年に書いた体験記。アウシュビッツでは赤十字に公開される見世物収容所にいたおかげで、強制収容所のような生活(それでも選別もあり、1年生き残った人はほとんどいない)。ブーヘンヴァルトには8年以上いるドイツ人政治犯がいたりして、最後は自ら闘って収容所を開放したらしい。2018/06/22
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