内容説明
19世紀の博物学が生んだ美しく完成された鳥類画。時代を越えて1枚の絵、一冊の図鑑が人のこころをとらえる。美意識をたたえた絵画としての輝きをもつ。19世紀の鳥類学者、そして偉大な図鑑を残した博物学アーチィスト、ジョン・グルード―人々はかれを『鳥人』とよぶ。
目次
グルードと鳥類画の黄金時代(荒俣宏)
ジョン・グールド 鳥人伝説 COLOUR PLATES
ジョン・グールド 鳥人伝説
序(サー・デヴィッド・アッテンボロー)
第1章 貧欲なナチュラリスト
第2章 独立独行の男
第3章 鳥たちの世紀
第4章 石に描く
第5章 地球一周
オーストラリアの鳥類学の父(アラン・マケヴィ)
第6章 鳥類の最もすばらしい書物
華麗なるハチドリの登場(ゴードン・C・ザヴアー)
第7章 おさえがたい情熱