内容説明
郡衙遺跡を中心に、地方官衙の構造と展開の様相を考古学的に検証。特に交通や仏教・祭祀との深い関わり、正倉の実態について重点的に論究し、律令国家の地方支配の実相に迫る。
目次
序章 本書の構成
第1章 国郡制に関する考古学的研究(郡衙の研究;官衙と道路・条里)
第2章 地方官衙遺跡に関わる事例検討(東国の地域支配と郡衙;那須官衙遺跡の検討;郡垣遺跡と郡衙移転;橘樹官衙遺跡群の検討;鳥取県石脇第3遺跡と笏賀駅;横江荘遺跡の検討)
第3章 郡衙正倉に関わる諸問題(法倉の研究;坂東における倉の特質;考古学からみた義倉の一考察)
終章 郡衙研究の成果と課題
著者等紹介
大橋泰夫[オオハシヤスオ]
1959年、栃木県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。現在、島根大学法文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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