内容説明
人間活動の痕跡を丹念に追い、人類史の真相を明らかに。南東欧を舞台に絢爛たる黄金文明を築いた古代トラキア人。その謎多き古代文明の全貌に迫る。
目次
序章 トラキアの位置と自然
第1章 先史時代のトラキア―トラキア人の民族形成
第2章 オドリュサイ王国
第3章 ヘレニズム時代のトラキア
第4章 ローマ時代のトラキア
第5章 トラキア人の社会と経済
第6章 トラキア人の軍事活動
第7章 トラキア人の宗教
第8章 トラキア文化
終章 永遠のトラキア
著者等紹介
金原保夫[キンバラヤスオ]
1952年、静岡県生まれ。東海大学大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得退学。ブルガリア国立ソフィア大学歴史学部と同大学院に留学。ロシア国立モスクワ大学歴史学部に派遣研究者として研究滞在。ブルガリア文化大臣表彰受賞、日本オリエント学会元理事。現在、東海大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樒
1
古代ギリシャ関係を読むと出て来るトラキア。扱っている書籍も少なく、なかなかイメージが湧き難い為、一冊で纏められているのが有難いです。想像する絵に色が加わった感覚。2022/08/05
takao
1
ふむ2021/12/14
naoto
0
図書館の新刊コーナーにあって、借りてみた。本格的な考古学本のは慣れなくて…論文調、というほど硬くはないけど、こういうのにも慣れないと。トラキアは今のブルガリアとかあそこらへんなのかな?今のブルガール人が来る前の話。展覧会図録からも引用があったのが意外だった。2022/01/24