内容説明
縄文人たちは、こんな植物を、こんなふうに使っていた!その驚きの利用法を植物学者ならではの視点から突きとめ、知られざる縄文文化の世界を紡ぎだす。
目次
第1章 縄文時代はクリの時代(縄文時代はクリ、くり、栗!;クリとナラとブナ;縄文のムラはクリだらけ;縄文人はクリをどう利用した?)
第2章 縄文人のバスケット(縄文ポシェット顛末記;縄文人のかごつくり;東明遺跡の大型かごを復元製作する;下宅部遺跡の笹かごを復元製作する;じつに多様な縄文人のかご)
第3章 縄文人の縄、紐、糸(縄文人は何で、縄を、綯ったのか?;縄文人はシダの葉柄を選んだ;縄文時代の樹皮の縄;縄文の赤い糸)
第4章 縄文のウルシ12,000年の旅(漆の世界;人類と旅をしたウルシ;日本列島のウルシはどこから来たのか?;ウルシの遥かなる旅の終着)
著者等紹介
鈴木三男[スズキミツオ]
1947年福島県白河市(当時の東白河郡旗宿村字関の里)生まれ。1947年千葉大学文理学部(生物学専攻)卒業。1976年東京大学大学院農学研究科修了後、東京大学農学部助手、金沢大学教養部助教授、東北大学理学部助教授。1997年~2012年東北大学大学院理学研究科教授、東北大学植物園教授、東北大学学術資源研究公開センター教授。この間、東北大学植物園長、東北大学総合学術博物館長、東北大学学術資源研究公開センター長などを歴任。(社)日本植物園協会会長、仙台市杜の都の環境をつくる審議会会長、仙台市文化財保護審議会委員、山形県文化財保護審議会委員、三内丸山遺跡など各地の遺跡調査指導委員会委員等。現在、東北大学名誉教授、各地の遺跡調査指導委員会、文化財審議会委員等。専門は植物形態学、古植物学、植生史学、考古植物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Minamihama
いくら丼
やま