内容説明
明治宮殿は明治21年10月、江戸城の西丸に表宮殿、山里に奥宮殿、吹上に宮中三殿が竣工し、翌年その正殿で明治憲法発布式が執行された。しかし昭和20年5月、戦火により全焼。関係資料が永らく非公開であったため「謎の宮殿」と言われてきたが、平成22年の公開により、華麗な室内装飾の様相を数々の下絵や緞帳等の裂現品から知り得るようになった。
目次
第1章 表宮殿・奥宮殿の主要間内の配置と名称、間内の景観
第2章 表宮殿の天井画、緞張・壁張、寄木張
第3章 奥宮殿の御床・御棚の構えと襖・壁張、杉戸絵
第4章 表宮殿と奥宮殿に共通する室内装飾―釘隠金物、暖炉前飾りと大鏡縁
付章1 明治宮殿造営に至る経過
付章2 明治宮殿室内装飾に関する主要な資料
著者等紹介
野中和夫[ノナカカズオ]
1953年生。1977年日本大学文理学部史学科卒業。1983年日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程満期退学。現在、日本大学講師・柘殖大学講師・千葉経済大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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