同型鏡と倭の五王の時代

個数:
  • ポイントキャンペーン

同型鏡と倭の五王の時代

  • 辻田 淳一郎【著】
  • 価格 ¥13,200(本体¥12,000)
  • 同成社(2018/03発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外
  • ポイント 600pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月20日 01時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 554p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784886217899
  • NDC分類 210.32
  • Cコード C3021

出版社内容情報



序章 銅鏡研究を媒介とした5・6世紀の東アジア史の可能性



   1.同型鏡をめぐる諸問題

   2.文献史学の成果と考古学との接合:古代国家形成過程の観点から

   3.本書の課題



第1章 同型鏡群に関する研究動向と問題の所在



   1.同型鏡群と関連鏡群をめぐる研究史

   2.問題の所在



第2章 同型鏡と関連鏡群の系譜と製作技術



 第1節 同型鏡群の原鏡の系譜と鈕孔製作技術

   1.同型鏡群の資料と特徴

   2.同型鏡群の原鏡の年代観と系譜

   3.同型鏡群の鈕孔製作技術

   4.小結:同型鏡群の系譜と製作技術における「限定性」



 第2節 画文帯環状乳神獣鏡Aの系譜と製作技術

   1.画文帯環状乳神獣鏡Aについての先行研究と検討課題

   2.分析

   3.小結:鈕孔からみた画文帯環状乳神獣鏡Aの製作技術



 第3節 各種同型鏡の系譜と製作技術

   1.方格規矩四神鏡

   2.細線式獣帯鏡A

   3.細線式獣帯鏡B

   4.細線式獣帯鏡C

   5.細線式獣帯鏡D

   6.細線式獣帯鏡E

   7.浮彫式獣帯鏡A

   8.浮彫式獣帯鏡B

   9.浮彫式獣帯鏡C

   10.浮彫式獣帯鏡D

   11.浮彫式獣帯鏡E

   12.盤龍鏡

   13.神人龍虎画象鏡

   14.神人歌舞画象鏡

   15.神人車馬画象鏡

   16.神獣車馬画象鏡(二神龍虎車馬画象鏡)

   17.画文帯環状乳神獣鏡B

   18.画文帯環状乳神獣鏡C

   19.画文帯環状乳神獣鏡D

   20.求心式神獣鏡

   21.画文帯対置式神獣鏡

   22.画文帯同向式神獣鏡A

   23.画文帯同向式神獣鏡B

   24.画文帯同向式神獣鏡C

   25.画文帯仏獣鏡A

   26.画文帯仏獣鏡B

   27.八鳳鏡

   28.それ以外の関連資料

   29.踏み返し時における改変事例の技術的特徴

   30.小結:同型鏡群の製作技術と生産の具体相



 第4節 建武五年銘画文帯神獣鏡の文様と製作技術(付・補論)

   1.問題の所在

   2.建武五年銘鏡の文様と製作技術

   3.渡邊晁啓氏旧蔵画文帯同向式神獣鏡の検討

   4.考察

   5.補論1:ROM鏡の観察結果と久保惣鏡との関係について

   6.補論2:建武五年銘鏡と同型鏡群の鉛同位体比

   7.小結:建武五年銘鏡に関する今後の検討課題



 第5節 5世紀における同型鏡群の生産とその背景

     ―南朝における銅鏡生産の実態と尚方―

   1.同型鏡群の生産における大陸・南朝の事情

   2.同型鏡群の「生産体制」とその実態

   3.同型鏡群の生産・流通における列島社会との関係

   4.小結:同型鏡群の生産と背景をめぐる暫定的結論

 

第3章 古墳時代中・後期における倭製鏡の変遷と系譜



 第1節 中・後期倭製鏡の分類・編年と中・後期古墳の編年基準

   1.問題の所在:倭製鏡の変遷観と同型鏡群との関係

   2.中・後期倭製鏡の諸系列

   3.中・後期倭製鏡の編年と中・後期古墳の編年基準



 第2節 同型鏡群と倭製鏡の関係

    ―古墳時代中期後半?後期における大型倭製鏡の製作とその意義―

   1.問題の所在

   2.日吉矢上鏡群の分析

   3.中・後期倭製鏡における大型鏡生産の2つの画期

   4.考察:古墳時代中期後半?後期における大型倭製鏡の製作とその意義

   5.小結:中・後期倭製鏡の変遷とその意義



第4章 古墳時代中・後期における同型鏡群の授受とその意義



 第1節 同型鏡群の授受からみた古墳時代における参向型授受の2つの形態

   1.同型鏡群の拡散時期と授受の具体相

   2.同型鏡群の授受とその意義―古墳時代における参向型授受の2つの形態―

   3.小結:同型鏡群の授受とその意義



 第2節 列島・半島南部地域における同型鏡群・倭製鏡の分布とその背景

   1.列島各地における同型鏡と倭製鏡の分布

   2.半島南部における同型鏡と倭製鏡の分布

   3.小結:列島・半島南部出土鏡の分布とその特質



第5章 同型鏡と倭の五王の時代をめぐる諸問題



 第1節 同型鏡群と倭製鏡に関する現象の整理と本章の課題

   1.現象の整理

   2.本章の課題



 第2節 東アジアにおける同型鏡群の出現・展開とその意義

   1.同型鏡群の出現とその背景:倭の五王の遣使と大陸の事情

   2.同型鏡群・倭製鏡の授受とその背景:参向型2類の意義

   3.朝鮮半島南部地域をめぐる5世紀末?6世紀前半の国際情勢と同型鏡群

   4.列島の古代国家形成過程における同型鏡群・倭製鏡とその意義



終章 5・6世紀の東アジア史における同型鏡の意義



参考文献

挿図出典

あとがき

辻田 淳一郎[ツジタ ジュンイチロウ]
著・文・その他

内容説明

国内外の同型鏡資料を悉皆調査するなかで、鈕孔製作技術と断面形態に着目した著者は、新たな視点からの系統論再検証を試みる。鈕孔形態および断面に関する写真・実測図を多数掲載し、銅鏡分析から浮かび上がる5・6世紀の東アジア像を活写する。

目次

序章 銅鏡研究を媒介とした5・6世紀の東アジア史の可能性
第1章 同型鏡群に関する研究動向と問題の所在
第2章 同型鏡と関連鏡群の系譜と製作技術
第3章 古墳時代中・後期における倭製鏡の変遷と系譜
第4章 古墳時代中・後期における同型鏡群の授受とその意義
第5章 同型鏡と倭の五王の時代をめぐる諸問題
終章 5・6世紀の東アジア史における同型鏡の意義

著者等紹介

辻田淳一郎[ツジタジュンイチロウ]
1973年生まれ。九州大学文学部卒業。九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程単位修得退学後、福岡県教育庁文化財保護課、九州大学大学院人文科学研究院専任講師をへて、九州大学大学院人文科学研究院准教授。日本考古学専攻。博士(比較社会文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遊動する旧石器人

2
2018年3月31日発行。辻田さんの、古墳時代中期から後期にかけての同型鏡・倭製鏡をめぐる古墳時代社会と国家形成についての渾身の1冊。同型鏡の製作技法に関して、即物学的に1面1面鏡を観察されての考察は素晴らしかった。考古学とはモノから語るべきだということを再認識。古墳時代社会については、辻田さんと共通の認識を持つ部分と異論を持つ部分があった。その異論の部分をもっと議論していけるように自身も精進していかねばならない。2018/04/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12644353
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。