出版社内容情報
序章 近世都市江戸の寺社世界
第一章 天下祭と江戸
一 山王祭と神田祭
二 祭礼行列と将軍上覧
三 山車と附祭
第二章 天下祭の文化的効果
一 祭礼番附の刊行
二 取り締まる人々
三 祭礼を取り巻く人々
四 室内文芸の発展
第三章 大規模化する寺社の祭礼
一 庶民が熱狂した大祭
二 根津権現と赤城氷川明神
三 永代橋崩落事件
第四章 寺社参詣の発達
一 斎藤幸孝・月岑父子と『江戸名所図会』
二 武家社会と行楽
三 地方出身者の江戸観光
第五章 多様化する庶民信仰
一 新たな信仰機能の登場
二 富士講・大山講と流行神
三 絵馬の奉納と絵馬堂
四 千社札の誕生
第六章 盛り場化する寺社境内
一 開帳の賑わい
二 一獲千金の夢・富突(富くじ)
三 勧進相撲
四 勧進能
五 江戸屈指の盛り場浅草寺
終章 寺社から社寺へ―存在意義の変化
一 江戸から東京へ
二 神仏分離と廃仏毀釈
三 娯楽場所の変化
参考文献
あとがき
滝口 正哉[タキグチ マサヤ]
著・文・その他
内容説明
現代につながる寄席や富くじ、相撲興行などの伝統芸能やイベントの多くが、その初源を寺社の祭礼行事にもっていた。江戸時代の神社仏閣が担っていた文化的・社会的意義と役割について実証的に論じる。
目次
序章 近世都市江戸の寺社世界
第1章 天下祭と江戸
第2章 天下祭の文化的効果
第3章 大規模化する寺社の祭礼
第4章 寺社参詣の発達
第5章 多様化する庶民信仰
第6章 盛り場化する寺社境内
終章 寺社から社寺へ―存在意義の変化
著者等紹介
滝口正哉[タキグチマサヤ]
1973年東京都に生まれる。1996年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。2005年立正大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。成城大学・武蔵大学・立正大学・早稲田大学非常勤講師。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。