出版社内容情報
両遺跡の発掘に携わった著者らが、その多様な副葬品を再検討し、縄文後期における習俗変容の様相を、フルカラーの写真図版で解説する
上屋 眞一[ウワヤ シンイチ]
恵庭市郷土資料館前学芸員
木村 英明[キムラ ヒデアキ]
白滝ジオパーク交流センター名誉館長
目次
序章 「死への祈り」と「おしゃれ」の起源
第1章 赤い漆塗り帯集団のカリンバ遺跡と石棒集団の柏木B遺跡
第2章 赤い漆塗り帯集団の埋葬とおしゃれ―カリンバ遺跡の発掘調査
第3章 石棒集団の埋葬と祭儀―柏木B遺跡の発掘調査
第4章 竪穴式集団墓の成立と崩壊―石棒集団から赤い漆塗り帯集団へ
終章 変動しつつある社会をまとめる石棒の持ち主と女性シャーマンの登場
著者等紹介
上屋眞一[ウワヤシンイチ]
1952年、鹿児島県出水市生まれ。1972年、札幌大学外国語学部ロシア語学科卒業。その後、恵庭市柏木B遺跡発掘調査団の調査員として発掘に従事。1979年、恵庭市教育委員会社会教育課に勤務し、文化財保護、発掘調査、郷土資料館の整備などの任に当たる。2013年、同委員会を退職
木村英明[キムラヒデアキ]
1943年、札幌市生まれ。1967年、明治大学大学院修士課程文学研究科修了。同年、札幌大学文化交流特別研究所助手として勤務、その後同大学教養部・文化学部教授、同大学大学院文化学研究科長などを歴任、2008年に退職。日本国内をはじめ、イラク、ロシア(含む旧ソ連)などでの考古学調査に従事。現在、遠軽町白滝ジオパーク交流センター名誉館長、ロシア科学アカデミー考古学・民族学研究所特別研究員ほか。史学博士、ロシア科学アカデミー名誉博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 洋書
- Good Girl