内容説明
膨大な正倉院文書を詳細に解読し、古代国家の運営を支え富を築いた実力者達の実像を描き出し、「貴族に虐げられた下級官人」という従来像を覆す画期的労作。
目次
下級官人と正倉院文書研究
第1部 藤原仲麻呂と安都雄足(橘奈良麻呂の変と知識経書写;造石山寺所関係文書からみた安都雄足の官司運営;二部大般若経写経事業の財政とその運用)
第2部 称徳~光仁朝の下級官人(称徳・道鏡政権の経済政策―神功開宝の発行を中心に;下級官人と月借銭―宝亀年間の一切経写経事業を中心に;宝亀年間の布施申請解案の考察)
正倉院文書と奈良時代政治史
著者等紹介
市川理恵[イチカワリエ]
1970年東京都に生まれる。1993年東京女子大学文理学部史学科卒業。1996年東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2002年学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員PD・RPDを経て、現在、駒沢女子大学兼任講師・聖マリアンナ医科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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