内容説明
古墳祭祀は列島各地でどのように展開したのか。埴輪の製作技法や工人の移動などを具体的に解き明かすことで、古代王権の構造と各地の地域勢力との関係を究明する。
目次
序章 古代王権論における埴輪研究の射程
第1章 埴輪の成立過程再論
第2章 王権中枢部における埴輪の様式構造
第3章 王権周縁部における埴輪の受容と展開
第4章 壷形埴輪の広域展開とその意義
第5章 列島各地における埴輪の受容と展開
第6章 埴輪生産組織の諸相とその背景
終章 古代王権の形成と埴輪生産
著者等紹介
廣瀬覚[ヒロセサトル]
1975年島根県益田市生まれ。1998年立命館大学文学部日本史学専攻考古学コース卒業。2004年立命館大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期課程修了。同年博士(文学)立命館大学。2005年立命館大学文学部非常勤講師。2006年奈良文化財研究所特別研究員。2008年奈良文化財研究所研究員。2014年奈良文化財研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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