内容説明
筆書きの、何やら高尚にみえる古文書も、恐れることなかれ。江戸時代の身近な古文書を題材に、軽妙な口調でわかりやすく解説する、ゼロから古文書を読む人のための入門書。
目次
古文書を読むにあたって
とにかく読んでみよう
借金証文を読む
事件を読む
木版刷りを読む
日記を読む
旅日記を読む
下から上に読む
変体仮名
崩し字
腕試し
著者等紹介
山本光正[ヤマモトミツマサ]
1944年東京生まれ。1970年法政大学大学院修士課程修了。JR東日本大人の休日倶楽部・国立歴史民俗博物館友の会において古文書講座を担当。東京都葛飾区文化財保護審議会会長。千葉県館山市文化財審議会委員。元国立歴史民俗博物館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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お萩
5
はじめに「知識の多い中高年はあまり読めもしないのに〜」「達筆ではなく下手あるいは乱暴に書かれているだけです」で、この人好きかもと思い、「少しも慣れてないという人は何度も読み返してないからです」と厳しく煽ってくる姿勢に完全に好き!となっていそいそとお勉強モードに。最後の方には筆者が学び始めた当初考えたという崩し字の関連付け表を載せるという飴玉に、よしもっかい頭から...と古文書以外の面で大変楽しませてもらった。木版刷りが読みやすすぎて読んだ後日記を読むと読めなくなってる罠。勉強が足りない。2015/12/04