内容説明
戦前は法務局長として、戦後は憲法担当国務大臣として、大日本帝国憲法と日本国憲法制定に深く関わった金森徳次郎。彼の著作や論文などを歴史学の視点から分析し、その憲法思想の有り様を解明することで憲法研究に新視角を拓く。
目次
序章 歴史学としての憲法研究
第1章 憲法思想の形成
第2章 緊急勅令論―帝国議会の権限をめぐって
第3章 国務大臣の輔弼の範囲―統帥権を中心に
第4章 国体論と昭和一〇年代の憲法論―天皇機関説事件を中心に
第5章 日本国憲法の制定―第九〇回帝国議会での審議
第6章 日本国憲法施行後における憲法思想
終章 金森徳次郎の憲法思想の歴史的位置
著者等紹介
霜村光寿[シモムラミツトシ]
1979年神奈川県生まれ。2002年日本大学文理学部卒業。2010年日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程満期退学。2014年日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、日本大学文理学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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