内容説明
紀元前12~7世紀の西アジアで広域な「古代帝国」を築いた新アッシリアについて、周縁地域であるレヴァントやイランの物質文化を分析することで、従来とは異なった帝国成立の背景を追究する意欲的試み。
目次
西アジア鉄器時代からの問題提起
第1部 レヴァント鉄器時代の石製容器・土器の研究(レヴァント鉄器時代の石製容器の研究;新アッシリア併行期の鉢形土器の研究;新アッシリアの拡大とプロト・フィアレ土器の意味)
第2部 イラン鉄器時代の金属製武器・土器の研究(耳形柄頭剣の研究;人面装飾柄頭鉄剣の研究;古代イラン青銅製ソケット式斧の系統と衰退;ババ・ジャーン3式彩文土器の研究;原イラン多神教と嘴形注口土器)
西アジア鉄器時代の物質文化変容と新アッシリア帝国
補遺 パルティア期の精製土器の研究
著者等紹介
足立拓朗[アダチタクロウ]
1966年鳥取県生まれ。1989年青山学院大学文学部史学科卒業。青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。1995年青山学院大学文学部史学科助手。1998年中近東文化センター研究員。2004年帝京平成大学情報学部情報システム学科専任講師。2005年中近東文化センター研究員。2011年中近東文化センター主任研究員。金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 入門コロイドと界面の科学