内容説明
出土木製品の基礎知識と出土直後の対応から、保存処理・報告書作成のポイントや各自で可能な対策例を豊富に紹介。
目次
1 発掘調査現場における取り扱い(遺跡において木製品が残りやすい環境;木製品には何があるのか ほか)
2 整理・報告書作成の方法(整理作業開始までの木製品保管法;報告書作成時の第2次選別作業 ほか)
3 保存処理と保管・活用における留意点(代表的な保存処理法;保管の際の留意点 ほか)
4 木製品をめぐる応用研究(樹種同定結果と年輪数計測を用いた古環境復元;年輪年代測定法 ほか)
著者等紹介
樋上昇[ヒガミノボル]
1964年奈良県生まれ。1987年関西大学文学部史学・地理学科卒業。財団法人愛知県埋蔵文化財センターに就職。2008年首都大学東京にて博士(考古学)学位取得。2012年日本考古学協会賞奨励賞受賞。現在、公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター調査研究専門員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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