内容説明
プロにもプロでない人にも分かりやすくおもしろい!東北と南九州から出土した人骨を分析し、文献史料のみでは見過ごされがちな生活に関わる情報を拾い上げ、広く学際的視点から古代の両地域を比較する。
目次
1 文献史学・考古学からみた古代蝦夷・隼人(「蝦夷」とは何か―文献史学の立場から;彼らは何故「隼人」と呼ばれたか―考古学の視点から)
2 古人骨からみた古代東北・南九州の人々(古人骨からみた東北古代人;古人骨からみた南九州の古墳時代人)
3 DNAと安定同位体からみた古代東北人・南九州人(「エミシ」の遺伝子型を探る―東北古代人のミトコンドリアDNA解析;南九州古墳人のミトコンドリアDNA解析の現状;同位体分析からみた古墳時代~古代における食生態の多様性)
著者等紹介
瀧川渉[タキガワワタル]
1973年、千葉県生まれ。専攻は自然人類学、骨考古学。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻課程卒業。東北大学大学院医学系研究科博士後期課程中退、博士(医学)。東北大学大学院医学系研究科助教を経て、国際医療福祉大学福岡リハビリテーション学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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