内容説明
絵画表現を含む墨書土器や漆紙文書などの出土文字資料について歴史的性質を丹念に確定し、個々の資料の背後に潜む古代社会像総体の解明を目指す。
目次
第1章 墨書村落祭祀論序説
第2章 古代印旛と多文字墨書土器
第3章 郡名記載墨書・刻書土器小考
第4章 則天文字が記された墨書土器
第5章 出土文字資料からみた北関東の古代社会とその特質
第6章 絵画表現と社会機能―宮都・官衙と村落
第7章 群馬県高崎市吉井町神保出土の刻書紡錘車について
第8章 群馬県内出土の漆紙文書―史料の集成と紹介
第9章 古代の金石文に記された年号
著者等紹介
高島英之[タカシマヒデユキ]
1963年東京都生まれ。1989年青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程中退。群馬県教育委員会事務局職員採用。公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団調査研究部、群馬県立歴史博物館学芸課等勤務を経て、2011年4月より現職。2001年明治大学より博士(史学)学位授与。現在、群馬県教育委員会文化財保護課勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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