内容説明
地域的、時期的にさまざまな展開を見せながら400年間にわたって景観の中に刻み込まれた古墳の数々は、古墳時代史の静かな証人である。それだけではなにも語らぬ資料から多くの歴史情報を導き出すことこそ考古学の醍醐味。各地で日々新たに蓄積される調査事例を踏まえながら、古墳の出現から消滅に至る長期の動向について、全国を俯瞰するマクロな視点と地域の特性を映し出すミクロな視点の双方から分析し、その変化の背景を問う。
目次
1 古墳築造の展開(古墳出現の過程;古墳群と群集墳;終末期古墳の様相)
2 畿内の展開(大和;河内;摂津・山城)
3 地域の展開(九州南部;九州北部;四国;中国;近畿周辺;東海・甲信;北陸;関東内陸;関東沿岸;東北)
著者等紹介
一瀬和夫[イチノセカズオ]
1957年生。現在、京都橘大学教授文学部教授
福永伸哉[フクナガシンヤ]
1959年生。現在、大阪大学大学院教授
北條芳隆[ホウジョウヨシタカ]
1960年生。現在、東海大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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