内容説明
二里頭遺跡の発見によりその実在性が浮かび上がってきた幻の王朝「夏」。著者は中国の発掘現場での20年を越える経験の上に、研究が進む二里頭遺跡と膨大な出土遺物の調査成果を綿密に重ね合わせ、その存在を確信する。
目次
第1章 夏文化考古学史と夏王朝関係古典文献および考古資料
第2章 夏王朝時代の遺跡と遺構
第3章 夏王朝時代の都市と殷周時代の都市
第4章 夏王朝の土器
第5章 夏王朝の青銅器
第6章 夏王朝の玉器
第7章 二里頭文化遺跡出土の自然遺物からみた二里頭遺跡の生活と環境
第8章 先夏文化・夏文化と二里頭遺跡の諸発見
第9章 二里頭文化と周辺文化
第10章 二里頭文化と夏王朝の年代
第11章 結論
著者等紹介
飯島武次[イイジマタケツグ]
1943年東京に生まれる。1966年駒澤大学文学部地理歴史学科卒業。1972年東京大学大学院人文科学研究科博士課程考古学専攻満期退学。1972年東京大学助手(文学部)。1976年財団法人古代学協会研究員。1980年駒澤大学専任講師(文学部考古学)。1986年北京大学考古学系研究員。1987年文学博士(東京大学)。2009年北京大学考古文博学院客員教授。現在、駒澤大学・駒澤大学大学院教授(文学部考古学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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