内容説明
縄文時代の始まりとは何を指して言うのか!?縄文時代の始まりと考えられている「草創期」について、その歴史的評価を揺るがすことになる基本的な問題点を明らかにし、通説となっている考古学の時代区分の妥当性と縄文文化の起源に関する説明を根幹から見直す。
目次
第1章 「縄文草創期」再考―揺らぐ縄文文化起源論の前提
第2章 青森県大平山元1遺跡の14C年代・較正暦年代
第3章 東アジアにおける土器の起源と初期土器文化
第4章 縄文の発生形態と施文原体
第5章 長者久保・神子柴石器群と細石刃石器群の関係―段階編年論を脱却した旧石器―縄文移行期研究の現在
第6章 財としての神子柴型石斧
第7章 縄文早期のはじまる頃
著者等紹介
谷口康浩[タニグチヤスヒロ]
1960年東京都生まれ。現職は國學院大學文学部教授。博士(歴史学)。専攻は先史考古学、主として縄文文化の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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