内容説明
応仁の乱中、東西両軍の道筋となった京近郊の村々は、動員されるばかりでなく、自らの意志で村の命運をかけ「村の武力」を行使していった。彼らはどのように情報をつかみ行動したのか。応仁の乱を在地の視点から捉え直す。
目次
序章 応仁の乱をめぐって
第1章 応仁の乱と山科七郷
第2章 山城国西岡の「応仁の乱」
第3章 応仁の「大乱」と在地の武力
第4章 経覚の描いた「応仁の乱」
第5章 戦場の中の東寺境内
第6章 いなか―京の情報伝達と応仁の乱
著者等紹介
酒井紀美[サカイキミ]
1947年大阪市に生まれる。1971年大阪市立大学文学部史学科卒業。1973年大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。1976年大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。大阪府立渋谷高等学校教諭。1984年東京大学史料編纂所非常勤職員。1994年~立教大学・東京学芸大学・相模女子大学・成蹊大学・慶応大学・放送大学の非常勤講師。2000年博士(大阪市立大学・文学)。2004年茨城大学教育学部教授現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。