内容説明
開山を8世紀にまで遡り、近世には江戸近郊にあって多くの信仰者を集め、今も多くのハイカーとともに参詣者で賑わう高尾山薬王院。その歴史を通史として初めて詳らかに語り、時代の中で生きてきた「高尾山信仰」の実相に迫る。
目次
第1章 古代・中世から近世初頭の高尾山
第2章 高尾山信仰の展開
第3章 高尾山信仰圏の構造
第4章 護摩札配札と信仰圏の拡張
第5章 講活動と開帳
第6章 名所としての高尾山像の形成
第7章 高尾山と巨大都市江戸
第8章 経済基盤と経営
第9章 近代への展望
著者等紹介
外山徹[トヤマトオル]
1967年愛知県名古屋市生まれ。1993年法政大学大学院修士課程修了。現職、明治大学博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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