内容説明
北の地に文化を構築したアイヌをめぐり、その生業はじめ、儀礼、交易、疾病など幅広い属性を、発掘成果と豊富な民族学資料を通して精緻に分析。他民族との異同などにも触れつつ、その変化と混淆に満ちた文化の特徴をあきらかにする。
目次
序章 狩猟採集民の普遍性
第1章 北東アジアにおける毛皮獣狩猟活動と近代世界経済システム―毛皮交易の興隆と毛皮の獲得
第2章 アイヌの生活様式の多様性―アイヌ研究のあらたな展開
第3章 石狩低地帯におけるアイヌ交易の展開と本州製品の流通
第4章 千島列島における先住民交易ネットワークの形成と変容
第5章 千島列島への移住と適応―島嶼生物地理学という視点
終章 移動する文化境界
著者等紹介
手塚薫[テズカカオル]
1961年、北海道生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻退学、博士(文学)。北海道開拓記念館学芸員を経て、北海学園大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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