内容説明
文化財の保存が地域社会へどのような経済的影響をもたらすかについて、具体的データを基礎に経済分析を試み、21世紀に文化遺産といかに向き合うかを示唆する刮目の書。
目次
第1章 文化遺産の経済価値を巡る実証系の先行研究と批判
第2章 遺跡保存と地域経済1―「吉野ヶ里効果」の検証とその後
第3章 遺跡保存と地域経済2―三内丸山遺跡保存の経済効果
第4章 街並み保存と観光1―木曽妻篭宿保存の40年
第5章 街並み保存と観光2―越後村上:雛人形と町屋で地域活性化
第6章 文化遺産の継承と名望家―新潟の豪農邸宅を事例に
第7章 文化遺産の経済理論
著者等紹介
澤村明[サワムラアキラ]
奈良市出身。九州大学工学部卒、東京都立大学大学院工学研究科中退。文化財コンサルタント、東京都庁を経て、まちづくりコンサルタントを営みながら契應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、新潟大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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