内容説明
人間活動の痕跡を丹念に追い、人類史の真相を明らかに。平易な語り口と豊富な写真・図版から浮かび上がるメソポタミアの人々の暮らしの姿。
目次
第1章 マリとカラナの発見
第2章 支配国と従属国
第3章 宮廷における労働と家事
第4章 食べ物と飲み物
第5章 女性
第6章 宗教と信仰
第7章 戦争と外交
第8章 動物、輸送、交通
第9章 後期青銅器時代から鉄器時代へ
著者等紹介
大津忠彦[オオツタダヒコ]
1952年、福岡生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程考古学専攻満期退学。出光美術館学芸員、中近東文化センター研究員を経て、筑紫女学園大学文学部アジア文化学科教授
下釜和也[シモガマカズヤ]
1978年、長崎生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、博士課程単位取得退学。現在、古代オリエント博物館共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陽香
1
201012102013/11/25
khiikiat
0
紀元前1800年代メソポタミア北部の小都市国家マリとカラナでの社会生活を出土した大量の粘土板から読み解く。びっくりするのは当時の人々が日常些事までなんでも手紙で遣り取りしていること。お陰でかなり具体的に生活の様相が分かる。王様といっても老舗商店の主人みたいで揉め事仲裁ご苦労様です。女性の地位の高さや宗教的アバウトさは後の非情国家と異質で興味深い。。2014/02/23
dely
0
入院中に読了。古代バビロニアの上流階級の暮らしが微に入り細に入り描かれる…のだが、アリストテレスもかくやという無味乾燥な文体のため、楽しんで読むのは難しい。読書体力があるときにどうぞ。2011/04/21
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