内容説明
目下、調査研究の第一線にある気鋭の研究者の手になる南アメリカ古代文明の概説書。平易な語り口と豊富な写真・図版により、読者をチャビンやナスカ、そしてインカの世界に誘う。
目次
第1章 自然環境と文化領域、そして編年
第2章 最初のアメリカ人
第3章 農耕と牧畜の発生
第4章 祭祀建造物の巨大化
第5章 多様な地方文化の時代
第6章 ティワナクとワリ
第7章 王国の衝突
第8章 アンデス最大の帝国―インカ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
42
【始原へ20】いわゆる古代アンデス文明の数少ない通史だ。この言い回しには説明が必要だろう。正確には、スペイン征服前のアンデス地方(南米の西岸アンデス山脈周辺)のインディオ通史だ。文字がなかったから考古学となり、"古代"といっても16世紀までに及ぶ。考えてみれば長い長い歴史であり、あまたの文明が興って滅びたのだが、先行研究の成果を要領よく丁寧にまとめた好著だと思う。つい、古代エジプト文明とかメソポタミア文明と比較したくなるし、事実、考古学だから発掘された土器とか建築物を語っているので、その美しさや精緻さや↓2021/06/20
naoto
1
先日ペルーの旅行ガイドを読んだんでなんか興味出てきて借りてきた。ちょっと学術書っぽい…学術書なんだろうけど…なので、ちょっと合わない感じだったけど、面白いは面白い。関連本やTV番組も見て、いろいろ勉強したい。2018/01/06
陽香
1
201009202013/11/10