内容説明
天武天皇とその後継者・持統天皇を軸に、律令国家形成の観点より両朝の動向を追究する。前著『天智天皇と大化改新』を承けて、律令国家以前の諸体制が律令国家へと収斂していく過程を精緻に考察してゆく。
目次
第1章 壬申の乱と天武・持統天皇(天智天皇の後継;壬申の乱の推移;天武天皇の性格;天武天皇の宗教政策;持統天皇)
第2章 律令の編纂(近江令;浄御原令;律の編纂)
第3章 統治機関の整備(近江朝の官制;天武天皇朝の官制;浄御原令官制)
第4章 公地公民制の展開(班田と造籍;編戸制の展開)
第5章 軍事と外交(律令軍制への過程;外交の展開)
著者等紹介
森田悌[モリタテイ]
1941年埼玉県に生まれる。1965年東京大学文学部卒業。1967年同法学部卒業。現在、金沢大学教授、群馬大学教授を経て、群馬大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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