内容説明
新羅を中心に古代朝鮮半島を考古学的に追究し、日本人による戦前の考古学調査資料をもあらためて検証しながら、東アジア世界の基本的な枠組が形成される初期段階を考察する。
目次
第1部 朝鮮考古学史と朝鮮古蹟調査(新羅考古学史;関野貞の朝鮮古蹟調査1;関野貞の朝鮮古蹟調査2―大正2年朝鮮古蹟調査略報告)
第2部 新羅の考古学(新羅土器の編年研究;三国時代・江原道の古墳と土器―関野貞資料土器とその歴史的意義;装身具からみた日韓の暦年代)
第3部 古代東アジアと朝鮮半島(古代東アジアの盛矢具;日韓硬玉製勾玉の自然科学的分析)
著者等紹介
早乙女雅博[サオトメマサヒロ]
1952年神奈川県に生まれる。1981年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京国立博物館学芸部東洋課北東アジア室長をへて、現在東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究専攻・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。