内容説明
徳川体制成立以来政治の柱であった譜代藩は、政権の最終的な危機に際してどのような政治行動を選択したのか。譜代藩を幕末維新の政治過程に関わった勢力の一つと位置づけ、館林藩ほかの諸藩を例に、幕末維新の全体像を捉え直す。
目次
第1部 譜代藩の政治的連帯(江戸における政治運動の展開;佐倉藩江戸留守居役のネットワーク)
第2部 関東譜代藩の幕末(第一次長州戦争期における館林藩;慶応三、四年の館林藩;慶応四年、館林藩羽州領における「勝沼事件」)
著者等紹介
鈴木壽子[スズキカズコ]
1946年東京都生まれ。1970年お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程(史学専攻)修了。2002年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程(国際日本学専攻)入学。2009年同課程修了。博士(人文科学)。現在、NPO法人日本文化塾主宰として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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