内容説明
新進の研究者を結集して過去・現在の研究成果を検証し、将来的展望をみすえつつ縄文研究の新地平を探る。
目次
1 総論 縄文研究の課題
2 深化と開拓(民族考古学(北方から)
民族考古学(南方から)
機能・用途研究
GISの応用と展開
認知考古学―事例研究による方法論の展望縄文社会をめぐる理論研究
「縄文時代」の位置価)
3 開連科学と縄文研究(DNA分析の行方;放射性炭素年代測定;日本列島の初期の言語史―縄文語の復元とその言語学的特徴;民俗学と考古学の正しい別離―縄文言説の構築性;花粉を用いた定量的な気候復元)
4 現代社会と縄文研究(縄文研究とジャーナリズム;学校教育と「縄文文化」;博物館と縄文研究;縄文がいうの国際的視点)
5 総括と展望 座談会 縄文研究の新地平を求めて
著者等紹介
小杉康[コスギヤスシ]
1959年生。現在、北海道大学大学院教授
谷口康浩[タニグチヤスヒロ]
1960年生。現在、國學院大學准教授
西田泰民[ニシダヤスタミ]
1959年生。現在、新潟県立歴史博物館
水ノ江和同[ミズノエカズトモ]
1962年生。現在、文化庁
矢野健一[ヤノケンイチ]
1959年生。現在、立命館大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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