内容説明
考古学的方法を基軸に製鉄の起源から、秦漢時代の鉄器に至るまでを系統的に追及し、冶金学・文献史料との連携のなかで、その発展の歴史と東アジア世界全般に及ぶ鉄の文化的意義を明らかにした画期的研究。
目次
第1章 緒論
第2章 中国製鉄の起源および初期発展
第3章 戦国時代鉄器の考古発見と類型学研究
第4章 戦国鉄器の応用と古代鉄器工業の初歩形成
第5章 秦漢時代鉄器の考古発見と類型学研究
第6章 秦漢鉄器の応用と古代鉄器工業の全面的発展
第7章 鉄器と先秦両漢社会の歴史、文化
第8章 余論
著者等紹介
白雲翔[ハクウンショウ]
1955年山東省に生まれる。1978年山東大学考古系卒業、歴史学博士。現在、中国社会科学院考古研究所副所長
佐々木正治[ササキマサハル]
1973年埼玉県に生まれる。2003年四川大学考古系博士課程修了、歴史学博士。現在、愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。