内容説明
多様性に富む日本の地域社会に、古代国家の成立―変容―崩壊の過程はどのように波及したのか。その歴史的推移を考古学の立場から解明。著者積年の研究を集約した、刮目の書。
目次
第1編 越後における律令社会の成立と展開(日本海域の気候風土と越後の位置;越後における七・八世紀の土器様相と画期;本長者原廃寺国分寺説・今池遺跡国府説の検討;越後平野の環境・交通・産業と官衙遺跡)
第2編 東日本・北日本における集落・官衙・生産(古代の官衙・集落からみた館の形成;東日本における古代集落の展開;東北の古墳社会と古代出羽の開発;古代北日本の土器と生産)
第3編 土器からみた古代社会(律令期の須恵器系譜―越後における畿内・北陸系と東海系;古代における米調理法の復原;土器文化の終焉―東日本・北日本の場合)
第4編 水田開発と地域社会(水田跡からみた初期稲作技術;行基による摂津伊丹台地の開発―昆陽二溝再論;遺跡からみた開発と集落の歴史―古代・中世を中心として)
著者等紹介
坂井秀弥[サカイヒデヤ]
1955年新潟市沼垂に生まれる。1980年関西学院大学大学院文学研究科博士課程前期課程(日本史学専攻)修了。新潟県教育庁文化行政課をへて1993年文化庁文化財保護部記念物課文化財調査官(埋蔵文化財部門)。現在、同主任文化財調査官(埋蔵文化財部門)、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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