内容説明
生活の具体的行為が明確に反映される動植物遺存体の検討に比重をおき、東北アジア的世界の基本的な枠組みが形成された初期農耕期を精緻に考察。ヨーロッパで発達した先史学の研究科手法を取り入れ、先史時代資料の分析を中心に中国・朝鮮の歴史的文献をも跋渉した、画期的研究の集積。
目次
序章 初期農耕文化期の生態環境
第1章 初期農耕
第2章 狩猟と採集
第3章 漁撈活動
第4章 社会と文化
終章 東北アジアの初期農耕文化と社会
著者等紹介
甲元眞之[コウモトマサユキ]
1944年広島県三次市生まれ。1967年東京教育大学文学部卒業。1972年東京大学大学院博士課程修了。1972年財団法人古代学協会研究員。1977年熊本大学助教授。1994年熊本大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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