内容説明
屋島の戦いで名を馳せた那須与一より500年の後、改易の憂き目を見たその名も同じ子孫の大名が、懸命の努力の甲斐あって一旗本として御家再興のかなうまでの顛末を、関係史料から克明にたどり、元禄という時代背景を照らし出す。
目次
第1章 度重なる断絶の危機
第2章 那須資弥と烏山
第3章 那須・津軽家の養子縁組
第4章 那須家改易と津軽家閉門
第5章 津軽家開門と御目見
第6章 江戸・弘前における浪人生活
第7章 酒井忠能と井伊直興
第8章 那須家再興運動と柳沢吉保
第9章 家宝返還運動と屋敷拝領
第10章 那須家の「その後」
著者等紹介
岡崎寛徳[オカザキヒロノリ]
1969年岐阜県に生まれる。1993年中央大学文学部卒業。2001年中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、大倉精神文化研究所客員研究員、CIR宗教情報センター研究員。博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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